田縣(たがた)神社
ここが噂の・・・。
まずは小牧市にある田縣神社にやってまいりました。一見すると、市街地の中にある普通に立派な中規模の神社にしか見えませんよね。しかしここは噂では・・・、まあ、とにかく行ってみましょう。駐車場に車を止め、正面の鳥居で一礼し、手水社で身を清めてから社務所へ行って由緒書きをいただきます。とても可愛らしい巫女さんから受け取ったそれを何気なく見ると、その中にとんでもないモノが写っているではありませんか。「やっぱりここは・・・!」興奮をおさえつつもやや早足で、本殿へと向かいます。そして、そこには・・・
『どどど〜ん』
やはりありました!予想通り、いやそれよりはるかに上回る『御チン体』がまさに、「鎮座ましまして」いるではありませんか。直径60センチ、長さ2メートル、ヒノキ造りの黒光りした「大砲」です。思わず手前の「大砲」(?)を見つめながら、「こりゃあ敵わん」とつぶやくcomoでありました。
「ち○こ神社、ち○こ神社〜っ!」
さて、世界のおもだった宗教の中で、こういうことをするのは「日本だけ」ということをご存知ですか?というのは、他の宗教(特にキリスト教、イスラム教など)では、『性』を『罪』である、と教えるのに対し、日本の神道ではそれを『恵み』や『喜び』であると考えるという、その根本的な違いにあるからなのです。
確かにこの『性』というものは、時に人間を堕落させ、畜生に変え、悲しみを生むものでもあるわけで、それを『罪』ととらえることは、そう難しいことではありません。実際comoも10代の頃、人間は「罪の子」であるというキリスト教系のインチキ宗教を信じ、その結果自分を責め続け、苦悩することにもなりました。それゆえに、この神道というものの考え方に出会った時は、どれほど救われる思いがしたかわかりません。そしてそうなると今度は、何故日本の神道のみがこのような感覚を維持することが出来たのか、とても気になりますよね。
これはつまり、日本という国が世界の歴史において、欧米や中東諸国などのそれに比べ、いかに『正義』や『モラル』というものに守られ続けてきた幸運な国であったか、ということがハッキリうかがえるわけです。
どうでしょう。「ち○こ神社、ち○こ神社」などと、はしゃいでいる場合ではない、日本の神道の素晴らしさというものに、少しでもお気付きいただけたのではないでしょうか?comoはこの神社に来ると、日本人として生まれたその喜びに、改めて感動させられてしまいます。
ご祭神/御歳神(みとしのかみ)
・玉姫命(たまひめのみこと)
この神社の創建は古く、なんと弥生時代にまでさかのぼるそうです。太古の時代にこの地方にいた豪族が、日本民族の「母なる大地は、父なる天の恵みにより受胎する」という考え方に従い、五穀豊穣・万物の育成・国土の発展を祈ったところから始まったということです。
ここには御歳神(みとしのかみ)と玉姫命(たまひめのみこと)という意外に普通?の神様がご祭神として祀られています。
comoだけの話
日本では同じ神様のことを、○○神(かみ)、○○尊(みこと)、○○命(みこと)などというように、様々違った呼び方をすることにお気付きでしょうか?これにも実は明確なルールがあるので、ご紹介しておきます。これは分かり易く言えば、その時の「神様の役割の状態」を表しているのです。例えば一人の人間にも、家庭で妻に対しては「夫」、子供に対しては「父親」となり、また会社へ行けばその会社員としての「役職」があり、それぞれの立場・役割によって、まるで別人のように見えたりもしますよね。同じようにそれを神様にも当てはめ、そういう細かい部分まで注意してみることで、また少し神様という存在が身近に感じられるようになるのではないでしょうか。
このミトシノカミは、あの『スサノオ』の孫、そして『オオトシガミ』の子、という神様です。タマヒメノミコトは、この尾張地方の開拓した神様の娘ということです。ではcomoとお参りしましょう。目の前の「ご神体」が少々気になりますが・・・では。
「日々のお守りありがとうございます。日本国の五穀豊穣、そして日本の女性が元気に新しい生命を生み出してくれますよう、それには日本男子がもっと男らしく雄雄しく凛々しくなりますようにお力をお与え下さい。
このcomoも年々歳とともに元気がなくなる一方ですので、今一度『ご神体』のパワーをどうか御注入ください!」
あ。・・・ご神体と目が合いました。
(おまけ)
さらに奥の方に社殿が見えますね。これは「ニオイます」よ
・・・ちょっと行ってみましょう。
ほら、やっぱり!(笑)これは傑作、「ご神体」の山盛りです。
大きさ、色、形、艶、香り(?)、・・・一体こんなに誰が作って奉納したのでしょうか、様々な「ご神体」が祀られています。そして更に右手にも小さな社殿があるみたいですね。もちろん迷うことなくレッツゴー!
さあ、こちらにも「ご神体」の数々があります。極めつけは、ここにある「賽銭箱」でしょう。なんとお賽銭を入れる度に、大きな音色で「チーン」とイイ音が鳴るのです。
・・・ここまで徹底されるともう、何も言えません(笑)。
ふと気付くとこの神社、カップルや、若い女性のグループの参拝者の多いこと!結構結構。
ここでは毎年3月15日に豊年祭(通称『ち○こ祭』)が行われます。ヒノキ造りの立派なご神体『大男茎形(おおおわせがた)』が毎年新しく用意され、それをその年の厄男達が担ぎ、その後ろを可愛い巫女さんが、ちょっとこぶりの「ご神体」を大事に抱えて、恥ずかしそうに続いていくこのお祭りは、今や世界中から観光客が訪れるそうで、なんとその半分以上が外国人でうまってしまう程だといいます。世界平和の鍵はここにある、と真剣に考えてしまうcomoでした。
またここでは、男根・女陰をリアルにかたどったチョコレート、飴などが人気のお土産として売られています。あなたも是非これをお土産として家庭・職場へ買っていってはいかがでしょうか。・・・その結果、あなたが人気者になるか、それとも軽蔑されてしまうのか。comoは責任を一切負いませんのであしからず(笑)。
大縣(おおあがた)神社
愛知からはどんどん生まれる。
さあ次の目的地、『大縣(おおあがた)神社』へ向いましょう。先程の田縣神社とこの大縣神社は「2つで1つ」といえば、さあもう誰でも簡単に次の神社の「ご神体」が何なのか、予想出来ますよね。そうです、そうなんです!ま、ま、落ち着いて行きましょう。10分もすれば着きますよ。はやる気持ちは皆、同じです。
それにしてもこの愛知県というところは何か、あらゆるものを「産み出す」力に満ち溢れているように思えて仕方ありません。古くは戦国武将の織田信長・豊臣秀吉・徳川家康という3英傑を生み、現代に至っては「トヨタ」を筆頭として世界が認める企業を沢山抱え、農産物の生産量も全国に誇るものがあるというではありませんか。さらには、超有名なスポーツ選手に著名人など、挙げていったらキリがありません。
今回ご紹介する3つの神社はまさに、そういった「生み出すエネルギーの根源」を象徴するかのようなところなのです。
「で〜ん」と大きなアレ。
さあ、着きましたよ。先とは景色も一変して、山沿いにある静かな神社ですね。こちらも創建は紀元前ということで、大変古式豊かな神社であります。鳥居で一礼し社務所で由緒書きをいただき、本殿に向いましょう。・・・あらら?
「普通の社殿だ」
・・・田縣神社のような想像をしてきたこともあり、逆に驚いてしまいました。で〜ん、と女性のアレが祀られているわけではないんですね。ふ〜ん(笑)。まあ、気を取り直してお祈りしましょう。ここのご祭神は『大縣大神』といって、尾張地方を開拓した神様であります。
「大縣大神様、日々のお守りありがとうございます。これからも日本の女性をお守り下さい。昔は大和なでしこと呼ばれ、世界一素晴らしいと言われたこともある日本の女性でございます。どうか本来の姿を取り戻せますように。comoの母・妻・娘にも格別のご加護をお願いします。」
や、やっぱりあった『ご神体』
お祈りを終えた時、突然神様のインスピレーションがcomoを稲妻のように貫きました。奥の小さな社殿が光って見えます。「もしや・・・!」いそいそと駆け寄ります。すると・・・
や、やっぱりあった!(笑)やはりこれまた大きさ・色・形様々の「ご神体」があります、あります。私はおもわずそこで合掌してしまいました。「生命を生み出していただきましてありがとうございます。全ての女性に感謝・感謝・・・」
ただ、田縣神社と比べると、こちらの神社は少し寂しい印象を受けました。田縣神社の豊年祭に仲良く寄り添うかのように、ここ大縣神社では3月15日の直前の日曜日に豊年祭が執り行われます。そこではやはり予想通り、「女性のご神体」を抱いたうら若き娘さんの行列が催されるのですが、近年ではこの行列に参加する娘さんの「高齢化現象」がどんどん進行しているといいます。
『元・娘さん』にももちろん頑張っていただきたいところですが、やっぱり今の娘さん達こそもっと頑張れ!・・・comoは心の中で小さなエールを送り、神社を後にします。
この2つの神社には、日本にしかない素晴らしい「ものの考え方」が結晶になっているのです。こういう文化遺産こそがまさに「日本人らしさ」の『最後の砦』だと私は思うのです。
ず〜っと残っていって欲しいなと、心から祈りました。
ここで一息ランチタイム
手打ちうどん『こきりこ』
comoオススメのうどん屋さん。とても麺がシコシコして美味しいです。
犬山市上坂町4−168 木曜定休
電話0568−61−5888
ちなみに毎回うどん屋、ソバ屋ばかりをご紹介していますが、これは単に私comoの偏った好みというわけではなく(それもありますが)、神社参拝に対する心構えとしてやはり、神参りの前や途中には、油モノ・肉類・重たいものは控えるべき、という意識が働いての選択なのです。贅沢な料理、お酒などは参拝が全て終わってから、という感覚をあなたも是非身に付けらてはいかがでしょうか。神道は何よりも「けがれ」を嫌います。このような 小さなことから気をつけていくことが実はとても大きな意味を持つのです。
桃太郎神社
誰も知らない『桃太郎伝説』
本日最後の神社は、その名も『桃太郎神社』です。ここへは車の場合、名鉄小牧線の『犬山遊園駅』から木曽川を上流方面へ曲がり、川沿いの景勝地を5分ほど走ればすぐに辿り着けます。
実はcomo、この神社へ行くのは今回が初めてなのです。以前から噂は耳にしていて、いつか行ってみたいと思っていました。岡山県の桃太郎伝説が広く一般に認識されている中、「うちこそ本当の伝説の舞台だ」と主張する、そのなかなかの度胸に、とても興味をもったのです。さあ、見えてきましたよ。え?・・・これは神社、ですよね?
こんな神社、見たことない・・・。
なんとも怪しげなところです。まるで公園と神社が合体に失敗したような異様な空間が一種独特の空気をかもしだしていますね。桃太郎の話にも登場する「さる・きじ・いぬ」や「赤鬼・青鬼」の大小さまざまな像が、公園の遊具に用いるようなカラーペンキでカラフルに着色され、あちこちに置かれています。しかもそのキャラクターのどれも、眼に「生気」が感じられません(笑)。正面には小さな山を背景にして、神社「らしきもの」があります。
う〜ん。・・・私comoは普段、実に真剣な信仰心を持ち、神様と本気で繋がろうという気持ちで参拝をしています。つまり、面白半分で神社めぐりをするなんてことは「言語道断」なのです。そんなcomoから見てもここは、「悪霊でも住みついてはいまいか」と、なんか不安になってきました。
ちゃんとしているんです。
石段の中央では、これまたオブジェの「桃太郎」が、まさに「桃から誕生」しています。横目でそれをチラと見ながら、おそるおそる階段をあがります。上には日本で唯一という『桃型の鳥居』があり、そこをくぐったところにやっと、普通の社殿を見ることが出来ました。
社には神社の解説が細かく紹介されていて、それによると、ここはしっかりした歴史を持つ神社で、皇室も訪れたことがあるというほどの神社だということが分かったのです。とにかく「ほっ」としました。・・・「桃太郎神社、恐るべし」
オトナが読む『桃太郎』
さて、私comoは決して「面白神社特集」をしにきたのではありません。そもそも『桃太郎』の物語のその奥深さについて、今は亡き師匠に教わった時のその感動がきっかけとなり、今回のこの神社にも興味を持ったのです。
『桃太郎』はそのまま読めば、「餌をつかって手下を集めて、敵をやっつける」という、何の面白みもない話でしかありません。
せっかくですので、あなたにもこの物語に含まれる、本当の意味をご説明しましょう。桃太郎が旅の途中で仲間にする3匹の動物、これ実は、サルは「知恵」、イヌは「忠誠」、キジは「勇気」というものの象徴なのです。それらを集めることによって鬼退治は成功します。つまり、
『人間が何か大きなことを成し遂げる為には、知恵、忠誠、勇気という3つを兼ね揃える必要がある』
ということを、暗に言っているのです。
これだけの説明で、物語の深みがグッと増しましたよね。
『桃太郎・超高齢出産説』
更には、本日先に訪れた2社と関連付けた『桃太郎』です。
年寄り夫婦でも『桃』を食べれれば一気にムラムラッときて、なんと子供までつくってしまった、それこそがあの桃太郎出生のエピソードの本当の意味なのだ、とする俗説にもあるように、『桃』にはその色っぽい女性的な形、色から「繁殖」「繁栄」のくだものといわれることがあります。こじつけるつもりは全くありませんでしたが、やはり愛知県は「新しい生命がどんどん生まれる」そんなエネルギーに満ち溢れてるようです。
明るい未来を想像しづらい今日にあって、これはとても嬉しい気持ちにさせられます。
猿の智惠・雉の勇気・犬の忠誠
今回は神社があまりに衝撃的だったので、ついうっかりして由緒書を貰うのを忘れました。comoにしては珍しい失態ですね。大丈夫、このような時にはこうやってお参りすればいいのです。見ていてくださいね。
「この神社に鎮まります神々様、非礼をお許しください。日々のお守りをまず感謝申し上げます。命を生み出す力と邪悪を退ける力、そして猿の智惠・雉の勇気・犬の忠誠を日本人にそしてcomoにお与えください」
不思議な神社でしたが、よくよく辺りを見渡すと若いお母さんが子供を遊ばせる姿があちらこちらに見えます。きっとこの神社にはやさしくそして頼もしい、そんな神様が参拝者を日々お守りくださっているのでしょう。そう思えたことに一安心(笑)
のcomo、本日のお参りの予定を全て終了しました。
南知多温泉
今回も長旅お疲れ様でした。この先はもう、思いきりくつろいでくださいね。今回おすすめしたい宿は知多半島の南端にあります。名神高速の小牧ICから知多半島有料道路を乗り継いで、南知多ICで降りてください。南知多温泉に到着です。como絶対オススメの宿は
『源氏香』
です。ここはすべてが二重丸、太平洋を眺めながら温泉に入り、海の幸を堪能していってください。

