福島県の
一之宮神社と温泉の旅

現代人が「喜怒哀楽」を取り戻すための神参り

福島県といえば、会津磐梯山、猪苗代湖の素晴らしい自然や、白虎隊の幼い隊士達が自決をした飯盛山、また、太平洋側には、あの映画「フラガール」の舞台となった、「常磐ハワイアンセンター」(旧名)など、見どころ満載です。
そんな福岡県には、「陸奥国(むつのくに)一之宮」という社格の神社が、なんと3社もあるのです。今回は、その3つの神社を中心に紹介しながら、3社共通の主祭神して祀られている「味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)」という神様の大特集をお届けします。
今回の旅も、きっと素晴らしい出会いが沢山あなたを待ち受けていますよ。イザ、参りましょう!!

福島県一之宮神社参拝como特選コース

1.(八槻)都々古別神社

陸奥国一之宮」という社格の神社

2.都都古和気神社

ここも「陸奥国一之宮」である

3.石都々古和気神社

またまた「陸奥国一之宮」である

4.伊佐須美神社

岩代国一之宮」という社格の神社

5.表磐梯温泉

comoオススメの宿
御もてなしの宿「悠ゆ亭」

(八槻)都々古別神社

これぞ、元祖『ちゃぶ台返し』!?

神社へ行く前に、ご祭神について勉強しておきましょう。この味耜高彦根命(アジスキタカヒコネノミコト)というのは一体どんな神様なのでしょうか。実は、古事記の「国譲り神話」に登場する有名な神様なのです。
高天原(天界)からの使者として地上界に遣わされたにも関わらず、己の使命をいつの間にか忘れ、国津神(地上界)のお姫様を妻とし、あわよくば地上界を我が物にしようと企み、天罰の矢が刺さって命を落とした「アメノワカヒコ」。そのアメノワカヒコの葬儀に、生前の友人として訪れたのが味耜高彦根命(以下・アジスキ)です。そして、そんなアジスキを見たアメノワカヒコの両親は、「息子が生き返った」と勘違いして、アジスキに抱きつきます。・・・アメノワカヒコとアジスキは容姿がそっくりだったのです。
ここでアジスキは激怒します。現代の人はなかなか理解しづらいかもしれませんが、古来より日本では、「死」は「穢(けが)れ」であると考えてきました。死者と見間違われたアジスキは怒りに任せて大暴れし、剣を振り回し、そして葬儀場を蹴り飛ばしてしまいます。
当時の日本人にとっては、これくらいの怒りは当然といっていい程、それは失礼なことだったのかもしれません。ですが、それにしてもやっぱりこのアジスキは、喧嘩っ早くて「直情型」な性格の神様なのではないかとcomoは想像します。
ちなみにその、蹴り飛ばされた「葬儀場」が落っこちた場所というのが、ちゃ〜んと日本に実在しているのです。それはcomoの住む岐阜県の美濃市というところにあって、その名も「喪山」といいます。このように、ダイレクトに神話と現実世界が繋がっている感じは、とても面白いですよね。

ご祭神/味耜高彦根命・日本武尊

では、その味耜高彦根命を主祭神として祀る3つの「陸奥国一之宮」を3社たて続けで、一気にお参りしましょう。3社とも、国道118号沿いにあり、県全体から見れば、一箇所に集中しているようにも見えます。まずは、八槻(やつき)にある都々古別神社(つつこわけじんじゃ)です。東北自動車道の白河ICを出て一時間くらいのところにあります。イザッ参りましょう!
(八槻)都々古別神社の創建は、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)がこの地を治めた頃といわれ、味耜高彦根命と日本武尊がご祭神として祀られています。源義家が奥州征伐の時に戦勝祈願をし、「千勝大明神」と改称して以来、ここは「武神」として特に崇敬されています。まあ葬儀場を遠く岐阜県まで蹴っ飛ばした神様と、事実上日本を実力で治めた尊(みこと)が祀られていますので、武神として祀られるのは当然でしょう。また、お社は徳川系の権現造りの豪壮な感じです。
ではcomoと祈りましょう。
「これが御前に降りませる味耜高彦根命様、日本武尊様、日々のお守りありがとうございます。日本の玉体・国家・国民をお守りください。事分けてこの福島の地をお守りください。味耜高彦根命様と日本武尊様のご功績、心よりお称えします。お願いでございますが、comoは気が小さく、細かいところに神経が働き過ぎてしまいます。どうか、もっと大胆に勇気をもって物事に当たれる力をお授け下さい。何卒よろしくお願いします」

(馬場)都都古和気神社

アメノワカヒコとアジスキタカヒコネ

さあ、そのまま2つ目の陸奥国一之宮に参りましょう。もちろんそこも、主祭神は「味耜高彦根命」です。 それにしても、見た目がそっくりの友人同士でありながら、アジスキとアメノワカヒコというのは、その性格は随分違っていたようですね。喜怒哀楽をストレートに表現するアジスキに対し、命令に対して忠実に従って地上界へやってきながら、オイシイ話に目がくらみ、やってはならない裏切りを犯してしまうアメノワカヒコ。
ただ、アメノワカヒコはきっと、「生まれついての極悪人」というわけではないんでしょうね。comoも、商売をやっている時など、あらゆる場面で「儲け話」や「オイシイ話」などの誘惑との間に葛藤を強いられます。過ちを犯してしまう可能性は、それこそ「紙一重」で誰しもが持っているものなのでしょう。

ご祭神/味耜高彦根命・日本武尊

先の(八槻)都々古別神社から程近く、今度は、(馬場)都都古和気神社です。創建の時期もご祭神も(八槻)都々古別神社と同じです。ただここでは、主祭神が味耜高彦根命のみで、日本武尊は相殿に祭られています(先程と同様にお参りしましょう)。
この近くには、白川の関所跡や、和泉式部の庵跡などがあります。
comoが日本中の神社や遺跡回っていて感じるのこと、それは、かなりの山奥に、歴史上の文化人の住まいや、城砦などが意外と多く見つかっているということです。
確かに、「追われた時は山中へ逃げろ」というようなことを聞いたことがあります。隠れ住むには、断然「山」の方が安全ですもんね。昔は、海辺よりも山間部に重要な施設があったということなのでしょうか。

石都々古和気神社

「キレ」るな、「怒」れ現代人!

お次はいよいよ3社目です。これまでの2社とは少し距離を置いた石川町というところに、その、石都々古和気神社(いわつつこわけじんじゃ)があります。
それにしても、死者と間違えられただけで激怒して、葬儀場まで蹴飛ばした神様「味耜高彦根命」、・・・本当に恐るべしです。
ただ、勘違いしてはいけないのは、現代の社会で問題となっている「キレる」ということと、このアジスキの「怒り」というのは、似ているようで、全くその内容が異なるということです。
その違いを一言でいうなら、「キレる」というのは、自分で感情をコントロール出来なくなっている、いわば「暴走状態」であるのに対し、アジスキの場合、同じ大暴れでも、それはあくまで「アジスキ自身の意思によって」暴れているということです。
comoの師匠は言いました「天が感応するくらい笑い、泣き、怒れ」と。あの「スサノオ」という神様も、山の木が枯れるほど泣きました。アジスキの葬儀場を蹴っ飛ばすほどの怒りも、また凄いものです。 あらゆるものがシステム化され、便利になっていく現代社会の副産物として、人間の感情表現能力がどんどん退化しているように思います。人間が「キレる」という現象こそ、まさにその表れでしょう。
喜怒哀楽を思いっきり表現すること。今回の神参りをよいきっかけとして、あなたもぜひこのことを考えてみてください。

ご祭神/味耜高彦根命・大国主命・誉田別命

この地は八幡太郎源義家の代官が治めていました。そして1603年には、京都岩清水八幡宮の御分霊(誉田別命)をいただき、合祀されました。つまり、非常に源氏に縁のある土地・神社であるということです。ご祭神は、味耜高彦根命はもちろんのこと、大国主命、そして誉田別命(ホムダワケノミコト)が祀られています。
ここは、祭祀遺跡(さいしいせき)の跡地として、約一万年前から信仰の対象とされてきた磐境(いわさか)が点在するという、全国的に珍しい地でもあります。
ではcomoと一緒にお参りしましょう。
「これが御前に降りませる味耜高彦根命様、大国主命様、誉田別命様、日々のお守りありがとうございます。日本の玉体・国家・国民をお守りくださいませ。そして、この地は古くからの磐境が残されている貴重な土地でもあります。今後日本の神道が見直される時に、この地の遺跡が大変貴重になると思われます。どうかこれからもこの福島をお守りください。またcomoは源氏系ですので、ふるさとに帰ってきたように感じます。今後も源家に恥じない人生をおくれますようにお守りください」
都都古別神社の連続三社参りはいかがでしたか?味耜高彦根命様の、葬儀場を蹴っ飛ばすような豪胆な魂があなたにも乗り移ったでしょうか?それでは今回の旅最後の参拝となる、岩代国一之宮の伊佐須美神社へ向かいましょう。猪苗代湖方面へ二時間ほど走ります。

伊佐須美神社

関東地方の神社の特徴

同じ福島でも今までは陸奥の国、これからは岩代の国に入ります。 岩代国一之宮であり、会津総鎮守でもあるのがこの伊佐須美神社(いさすみじんじゃ)です。創建は古く紀元前88年(崇神天皇10年)、四道将軍大毘古命(おおひこのみこと)と東海道開拓の建沼河別命(たけぬなかわけのみこと)が出合った土地を「会津」と名づけ、天津嶽山頂に伊弉諾尊、伊弉冉尊をまつったのが、始まりといわれこの四柱の神を祀っています。
「会津磐梯山は宝の山よ」とうたわれるくらい伊佐須美神社は、財運招福・商売繁盛の神様として名高いところです。社殿もりっぱですが、この関東続きとしては珍しく白木のままでシンプルな感じがします。comoはやはり白木の方が、神社らしい気がして好きです。

ご祭神/伊弉諾尊・伊弉冉尊・大毘古命・建沼河別命

ではcomoと一緒にお参りしましょう。
「これが御前に降りませる伊弉諾尊様・伊弉冉尊様、事分けて大毘古命様・建沼河別命様日々のお守りありがとうございます。日本の玉体・国家・国民をお守り下さい。この会津の地をこれからもお守り下さい。この地を開拓され豊かな国を造られた御功績を心よりお称えもうしあげます。
・・・comoを筆頭に、全国神社名簿ファンの皆様の上に金運をお与えください」

バッチリお祈りしておきました^^。

comoオススメの宿

御もてなしの宿「悠ゆ亭」

これでお参りはすべて終了です。本日は猪苗代湖のほとり、表磐梯温泉にある『 御もてなしの宿 悠ゆ亭 』へご案内いたします。ここはなんと、一日5組限定という、超こだわりの宿です。おとなの隠れ宿を十二分にご堪能ください。
今回も長旅、本当にお疲れ様でした。ごゆっくりおくつろぎください。

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2008年5月25日更新