島根県の神社

〜太古のロマンと神々の匂いが浮き立つ国、出雲〜

島根といえば・・・やっぱり!

皆さんご存知の出雲大社をはじめ、他にも「古事記」や「日本書紀」に登場する神々を祀る最古の神社が沢山あり、不思議な感動を覚える場所です。私はもう10回以上訪れましたが、何度訪れても飽きることのない魅力があるように思います。あなたもここを訪れれば、きっと古代の神々の声を聞くことができるでしょう。
「よう来たのぉ、ゆっくりしていけ。ここはお前の故郷じゃあ」

神様が「いる時」「いない時」

さて、魅力に溢れたこの出雲地方、どの季節に訪れるのがベストだと思いますか?
答えは明確であり、それは暦で「神無月」といわれる期間です。
そもそも何故「神無(神がいない)月」といわれるのか。ここに大きなヒントが隠れています。
実はこの時出雲で、日本中の神々が一同に会する、年に一度の大会議が行なわれるのです。ですから日本中の神社が「留守」になり、つまり「神無月」。(現に出雲地方だけはこの時期を「神有月」と呼ぶのです!面白いですね。)
注意していただきたいのは、これが「旧暦」の話だということです(今で言うところの11月下旬から12月初旬にあたります)。インターネットで調べればすぐにわかるので、是非正確な日付を調べた上で、「神有」の出雲を体験してみてください。
紅葉も最高ですし、なにより新そばが味わえます!(笑)。

comoの太鼓判

交通機関については、出雲までは電車でもかまいませんが、やはり自動車(レンタカーやタクシー等)がおすすめです。公共交通機関ではカバーしきれないような場所に、魅力的なスポットが多数あるためです。
また、何故かこの辺りの旅は突然の暴風や風雪に見舞われることが多い!(単にcomoに運がないだけ?)。一応用心として、携帯用のカッパなどを持参されると間違いないでしょう。

さて、これで予備知識は整いました。

いよいよ出雲の旅が始まります。しばしの間、私comoにお付き合いを!

一日あればゆっくり回れる

出雲参拝como特選コース1

島根県の神社マップ

特に興味のない人でもその名前くらいは知っているであろう、超有名な「出雲大社」をはじめ、とりあえずガイドブックには載っていない、しかしとても重要で霊験あらたかな神社「上の宮」、そして、日本一の夕日が拝める神社ではないでしょうか「日御碕神社」、というように神話の宝庫といわれるだけあって内容が充実し過ぎてていて、まとめるのがとても大変でした(笑)。
イザ、参りましょう!

出雲大社上の宮稲佐の浜日御碕

出雲大社

おはようございます。まずはここ、伊勢神宮と共に日本を代表する「神社の中の神社」出雲大社にやってきました。

祭神

言わずと知れた国津神の王者、大国主命(オオクニヌシノミコト)です。七福神の一人、大黒様としても慕われています。この神様が日本の国土の基礎を造ったと言えます。感謝!

ご利益

大国主命は日本中あちこちで仕事をして、奥さん(側室?)は、なななんと800人もいました。
様々なご利益がある中でも特に「縁結び」の神様として名高く、多くのカップルさん達が参拝に訪れています。「縁」が多かったことは事実としても、う〜ん・・・コメントに困りますね(笑)。
ちなみに「むすび」とは、男と女のことから国と国のことにいたるまで、すべての「むすび」に日本一のパワーを受けることができます。

参拝作法(古神道作法に挑戦!)

手水舎で手と口をすすぎ足を進めると、目の前には圧倒的なパワーを放つ巨大な神殿。服装を正し、さあ、こころを緊張させましょう。お賽銭は入れましたか?では、二礼四拍手一礼(ここでは多くの人が古神道作法で四拍手していますのcomoの祈りの見本、参考にして下さい。
「これが御前に鎮まりませる大国主大神様、日々のお守りありがとございます。国家国民をお守りくださいませ」そして、「comoのお願いでございますが・・・」
このように、まずは感謝と国家の安泰を祈った上で、次に自分個人の願いごとを神様にお話します。祈りの声は、小さくて良いので声を出すようにしましょう(「言霊」が神に通じるからです)。祈りが終わったら今度は四拍手二拝します。

出雲大社の本殿にまつわるアノ「伝説」について

出雲大社といえば、幸せを願うカップルが、小銭を入れると幸せになれるということで一生懸命頑張っている大注連縄(しめなわ)。これがとにかくデカイ!それに象徴される現在の本殿でも十分に圧倒される迫力があるのですが、実は現在の社殿ができる以前に高さ48メートル以上(高層ビル並み)の建造物があったというのです。しかもそれがどんどん科学的に実証されてきているということです。どのようにしてこの巨大神殿が造られたのでしょうか。出雲には本当に「謎とロマン」が溢れています。

全国でここだけ?「横顔のオオクニヌシ」

普通の神社というのは、神様があなたの方に向って鎮座していますよね。ところが出雲大社は、右側から左側に向って神様が祀られているのです。この面白さは、古事記などの日本神話の中にある「国譲り物語」をご存知の方にしか伝えられないので少々歯がゆいのですが、つまり大国主命が天津神(アマツカミ。より高い位の神様)に対して祈っている形のそのままを祭壇でも表現している、ということらしいのです。これは、なかなかの「通」な知識なのであなたも覚えておくといいでしょう。

ガイドブックには載っていない!?マル秘スポット「素鵞社(すがしゃ)」

さて、何も知らない人はこれで帰ってしまいますが、それではご利益も半分です。ここにcomoと行く価値があります。
御本殿の真ウラを訪れてみましょう。小さい社殿が見えてきました。これが「素鵞社」という、なかなか霊験あらたかで知る人ぞ知る穴場なのです。
ここには大国主神の舅(しゅうと)にあたる素佐之男命(スサノオノミコト)が祀られております。素佐之男命も、日本の国づくりに大きな役割を果たした神様で、天照大神の弟という高貴な血統を持ちながら、波乱万丈の生涯を送られました。犠牲の神とも言われています。あなたが何か失敗したり、罪をつくったりしたときは、この神様にお願いし、名誉挽回・復活・罪の許しを祈願するとよいでしょう(参拝作法は本殿と同じです)。
これで基本的な参拝は終了です。他にもいくつも小さな社殿はありますが、一礼して通り過ぎれば非礼にはなりません。本殿をぐるり一周するかたちで、神楽殿に抜けます。
さあこれで出雲大社は終了です。祈り終えたあとはいつも晴れ晴れした気分になります。神様ありがとうございました。

ここで一息ランチタイム

出雲そばをいただく

せっかくなので名物の出雲そばでも食べましょう。出雲そばはちょっと色黒で、コシがあり・香りが高く・栄養価にも優れているそうです。

comoの太鼓判

私のおすすめのそばや「荒木屋」をご紹介しておきます。
ここは創業二百年以上の老舗で、国内産の玄そばを石臼挽きしているということで香りも最高です。メニューが割子・割子三代・釜揚げ・山かけそばの四品のみというところにも「こだわり」を感じます。あなたも是非一度この、究極のそばの味を楽しんでみてください。

上の宮

知る人ぞ知る、神々の「本会議場」

さて、お腹もいっぱいになったところで次のスポットへ向かいましょう。出雲大社から海岸に向かって約一キロほどのところにやってきました。地元でも一部の人しか知らない小さな小さな神社があります。
「あんなに立派な出雲大社の後になんでこんなところへ連れて来るんだ!」って?・・・まあ、落ち着いてください。
旧暦の「神無月」に日本中の神様が出雲に集まって会議をするということは最初のほうで触れました。実はこの「上の宮」こそがまさにその「会議場」なのです!(以前はちゃんと「神々の会議場」という札がありました)。地元の人でも一部しか知らないという話です。あなただけに特別にお話しましたが、マナーの無い人などにはあまり訪れて欲しくないという気持ちがあります。あまり、いいふらさないようにしてくださいね。

太古の昔からすでにあった!?
日本の神様は「民主主義」

さて、そんな「神様の会議」の中身、聞いてみたくはありませんか?comoがチラッと覗いてきましたので(?)ご紹介しましょう。
ここでは冠婚葬祭のすべてが話し合われているということです。結婚、葬儀、引越しなどが具体的に報告・連絡・相談されます。
ですから自分の身内に冠婚葬祭に関する話があれば、必ず氏神様(あなたの居住地の神社)に報告しておきしょう。

ちなみに、日本の神は実に大昔から民主主義で、様々なことをみんなで相談して決めてきました。これをムズカシイ言葉で統一的多神教といい、キリスト教やイスラム教などを一神教といい、こちらの場合は唯一の神の命令が絶対となります。

ご祭神

日本中から集われる八百万の神が祭神になります(本当に贅沢な神社です)。ですから神有月にお参りするのが重要なポイントになります。時期を間違えるお留守の建物を拝むハメになりますからね(笑)

諸注意

本当にびっくりするほど小さく、民家に紛れてしまうようなとことにあるので、まず探すことが大変です。手水舎もないので、かならずペットボトル等で水を持って行くようにしましょう。また、話し声などで住民の方の迷惑にならないよう気を付けてください。作法は出雲大社と同じ古神道式で二礼四拍手一礼をおススメします。神域を出る時にもう一度一礼して失礼します。

稲佐の浜

上の宮をあとにして一キロというところでしょうか。素晴らしくきれいな海岸へ出ました。「稲佐の浜」です。

あの有名な「国譲りの物語」決闘の舞台

天照大神の命令で天より天津神最強の神、建御雷之男神(タケミカヅチノオノカミ)がこの浜に降られ、大国主神に「国譲り」をせまったのがこの「稲佐の浜」です。波の上に長い剱を逆さまに立て、その上にあぐらをかいて、交渉をし、大国主神とその子、事代主神から「国譲り」の承諾を得たという名場面が思い浮かびます。

わらわらとお集まりになる「神々の港」

またこの浜は、「神集い・会議」のため、全国の神々が船に乗りこの浜から上がって来られるとも言われています。どうですか、想像してください、個性豊かな八百万の神々がぞろぞろと海岸に船をつけ、浜に降りてこられるのです。まさしく映画の「千と千尋の神隠し」の1シーンそのものではないでしょうか。
ここで海に向って手を合わせ、海岸沖の岩に設けられている小さな神殿に手を合わせ、次の目的地を目指します。

日御碕(ひのみさき)神社

日本海の荒波とその波によって作られた絶景の海岸をさらに進んで行きます。ほとんど民家もなくまさに「独り占め」状態を満喫しながら5キロぐらい行くと本日最後のお参りの場所、日御碕神社が見えてきました。青い海岸いっぱいに山の緑とその中に忽然とあらわれる、朱色の社殿は息をのむ優美さです。一の鳥居で一礼をして、右手にある手水舎で手と口を清めます。二の鳥居で再度一礼をして入ると・・・いよいよです。

とってもレア?天照大御神の「夜の顔」

正面が下宮で、ここは別名「日沈宮(ひしずみのみや)」といい、天照大御神(アマテラスオオミカミ)様が祀られています。伊勢神宮をはじめ、天照大御神は普通、昼間を象徴する太陽神として祀られることが多いのですが、ここは日本で唯一、「日の沈んだ夜の日本」を象徴する神として祀られているのです。確かに日本海を臨むこの地方の夕日は最高にきれいですものね。ここでcomoは「国家国民の安泰」を祈願します。そのあとで、少しだけ自分のことをお願いしました。

神の宮

正面の右にはちょっと急な階段があり、そこを上がると上の宮、別名「神の宮」と言い、日御碕は須佐之男命の魂の鎮まります場所として、根の国の根源の地として厚く敬われています。
おそらく忘れたあなたのために復習。須佐之男命は犠牲の神・許しの神としての働きをされます。あなたが何かで失敗したとき、罪を犯したときはこの神様に祈りましょう。ではcomoから祈りますね。
まずはやはり「国家国民の安泰」を祈願、次に「私comoのことですが、今年の春に仕事でミスをし、たくさんの人を迷惑をかけました。どうかcomoの犯せし罪けがれをお許しください」
このように、「より具体的に」祈ることが大切です。これでお参りが終わりました。なにか、清々しい気持ちになってきます。神参りのあとは本当に不思議なほど、こころが晴れ晴れします。二の鳥居、一の鳥居で再び一礼して日御碕神社に別れを告げます。「本日の神参りの予定、すべて無事終了しました。ご加護とお導きこころより感謝申し上げます」と小さな声で祈りました。

玉造温泉

玉造温泉へGOGO!まさに絵に描いたような夕日の日御碕海岸を出雲大社の方面へ戻りそこから夕日に輝く宍道湖沿いに車を走らせること約90分。やはり一度は来たい「玉造(たまつくり)温泉」!

comoの太鼓判

おすすめの宿は 『佳翠苑 皆美』 です。私の宿を選ぶ基準は、「安らぎ」「もてなし」のこころがあるかどうかです。詳しくは「comoの宿選び」をご参照ください。
いやあ、疲れたでしょう。私も少し疲れました。最後までお付き合い、本当にありがとうございました。ゆっくりとおやすみください。

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知ってるだけで得をする「神社マメ知識」

お賽銭はもともと「初穂」といって稲穂を献げたのが始まりです。

神社参りの際は、ご祭神を頭の中で必ず想像します。そうすることにより、より神様に親しみを覚え、祈りも具体的で真剣になります。それが神様に通ずる近道なのです。より具体的にすることにより、相手にわかりやすくなります。

神様にも得意・不得意があります。よく調べてから行くようにしましょう。

旅の達人comoの
失敗のない宿選び

comoにとって「名宿」とは。

  1. 宿に着いて仲居さんの迎え・受付笑顔が自然であるか?
  2. ロビーで待つときに、全体の雰囲気が良いか?
  3. 部屋に案内されて、清掃の状態・押入れなどの匂いはないか?
  4. 温泉は、できれば源泉掛け流し。塩素消毒が少ないところ。
  5. 料理は量は少なめでも、良い材料を使い、工夫が感じられる。
  6. 翌日チェックアウトして出るとき、また来たいと思えるか?
  7. 以上の条件でお値打ちと感じる価格設定。平日で15000〜18000円 休日前で18000〜22000円

・・・以上を基準にして、最近の旅では、中の上クラスの宿を探すようにしています。私は根が貧乏性なので(笑)、あまり高級なところだとなんだか贅沢過ぎてもったいない気持ちになり、素直に楽しむことが出来ません。でも、最低限のサービスはやっぱり欲しいですし、せっかくの旅行なので、適度なリゾート気分も味わいたいですよね。

30年も全国を旅していると、様々な宿に巡り会います。値段が高くてもサービスが最悪だったり、またその逆で、格安でありながら、十二分に満足できてしまう、いわゆる「穴場」的な宿も沢山ありました。あとは、「今にもオバケが出てきそうなボロ宿」、「一度は経験してみたい豪華宿」etc...。何度も後悔と失敗を重ね、様々な経験をしてまいりました。そういった話も今後どんどん本文のほうでご紹介していきす。つまり、このサイトを知っているあなただけは、無駄なお金と時間を浪費しなくて済むというわけです。本当に出会えてよかったですね!

次回予告

第一回「出雲の旅」、いかがでしたか?出雲の神々に触れ、古神道作法を実行し、神社参りの達人にちょっぴりなったかも?是非あなたの旅の参考にしていただけたら嬉しいです。今後、47都道府県すべてをご紹介していく予定ですが、読者(つまりあなた)の暖かいファンレターをなくしては、きっと私の気力が続きません(笑)。感想・要望、なんでもいいので聞かせてください。次回も同じく「出雲神参りの旅 その2」をCOMOと一緒に回りましょう。出雲はまさに神話の宝庫、神秘とロマンに溢れています。美保神社・八重垣神社・熊野大社・神魂神社と魅力いっぱいの神参り、
イザ!参ろうではありませんか!

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2008年1月1日更新